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忘れがちな日々のことなど

2018年真夏の歴史ツアー 1日目・後半

ツアー開始10分前になったので、本丸御殿へ。本日は7人の参加だそうです。

本丸御殿の復元は10年越し。以前、名古屋を訪れた時はまだまだ骨組みもできてませんでした。 昭和5年にお城とともに国宝となったものの、戦火で消失。ただ、戦況が「そろそろやばい」と思ったときに、ふすまなど持ち出せるものは持ちだしていたそう。そして、古くから細部にわたるまで、図面が残っていて、それをコツコツ忠実に再現したのが今の姿だと。ガイドの若い女性の熱の入った説明を聞きつつ、中へ。

こちらは玄関から表書院のあたり。玄関から入ってきて、虎の絵があることで、訪れた大名たちに威厳をしめすっちゅーことですね。その後は松などで徳川の世が続くぞってことを示しているかと。

 

今回、興味深くみていたのは天井とか床など。上は玄関付近、その下は表書院あたりと明らかに手が込んできます。

  

あともう1つ、釘隠し(柱のところにある金属)も奥に行くにつれて豪華になっていくんですよ。

 

さらに奥に進むと・・・

お殿様(藩主)の身内だけのスペースになります。壁には義直(初代藩主で家康の九男)の正室の故郷・和歌山の絵だったり、京都の上賀茂神社なんかが書かれてます。

 

 

 

この辺りになってくると天井にも漆や金。部屋の中の天井も二段構造ですごい。

釘隠しもこんな。栗鼠の絵の細工がしてあります。

 

さらに奥は、家光の上洛のために増築された上洛殿。その後、ほとんど使われることなかったそうなのですが。

まあ、もうすごい。保護のために外の戸は閉め切っているので、ほんのり薄暗いんだけど、少しの行灯だけで部屋が輝いてる。ぴっかぴか。あまり居心地はよくなさそうだよね、殿はなれてるのか(笑)。

 

天井なんかもこんなですよ。

 

そこをさらに進むと、湯殿があります。御殿の中はずっとヒノキの良い香りがしてるんだけど、ここが一番香る。

膳所(殿のごはんを温めなおすところ)などがあります。

この辺はお付きのものたちのスペースなので質素。

釘も隠されてないし。

 

と、ツアーの人たちだけで巡る、45分の贅沢ツアーでした。とても満足したのだけど、この季節はさすがに蒸し暑かった~(空調が入れられない、そして飲み物も飲めない)。スタッフも大変だろう、でも完成した御殿を生き生きと説明してくれて、本当に楽しかったです。

外に出ると、もう夕暮れ。

すでに一般客は城の外に出ているので、スタッフに案内されて門へ。誰もいない城の中を歩く、というのも特別感があっていいよね。これがプラス100円なんてお得すぎ。

回しものじゃないけど【ご予約はこちらからどうぞ】

aichi.visit-town.com

さて~、暑い一日だったから、もうのどがカラカラ。バスで伏見まで向かった。向かったのは、大甚本店。

tabelog.com

閉店まであと1時間(8時までなのです)。まずはビール大。

時間が時間だけに、おつまみが売り切れ多々で・・・残っているものから厳選。

 

ビールから日本酒に切り替え。賀茂鶴の樽酒。なめろうと謎の豆(うまい)。

 

と、こんなところで切り上げ。宿は市内がいっぱい(アイドル系のコンサートがあるそうで)だったので、尾張一宮の駅前のABホテル。新しく、駅から近く、大浴場もあって、満足の宿だった。